誰しも’食べる’ことなしには生きていけない。食は文化といわれるように、多様な地域を背景とする人々が集い、ともに暮らす街、アムステルダムの食について・・・
近年、オランダは、世界から農業視察にくる人々も多く、注目を集めているようです。テクノロジー、バイオの技術を駆使したところや、農薬を減らす栽培技術、畜産、養鶏の仕方にもこだわりがあるようです。
街のスーパーやお店でも、その多様性に対応すべくいろんな選択肢があります。世界中から集められた豊富な食材、調味料、ハーブ、お酒、道具はもちろん、食材がどこでどのようにつくられたものか。私たちが日々、口にする食物をどう選ぶか?それを使ってどんな料理をつくる?つくることができるのか?
全ては、自分次第。ということをすごく感じます。それは、オランダの個人主義的思考にもみられます。
みたこともない食材をつかって何ができるのだろう?想像するだけでも、本当に楽しくなります!私は、Bioショップやオーガニックマーケットが好き。豊富な品揃えに、安堵そして感動します!
日本でも最近は選択肢が増えてきています。若い人の新規就農者がこだわりをもってがんばっていたり、マーケットがつくられたり・・・しかし一方で、24時間あいているスーパーやコンビニも乱立。。。’食’を取り巻く社会事情がより人々を幸せなものにしているのならばよいのですが、どうでしょう?疑問に感じるところも多々あります。オランダは、都市を除いては少し違います。
「食は人をつくる」今一度、考えたいところです。
私は、NPOこどもアートの活動で、こどもたちやその周囲の大人のみなさまに出会うことが多かったので、いろいろ想うところがあります。こどもたちは、食を選択したくても選択しきれない。日々与えらえるものを口にする。それがあたり前に、そして後世まで伝えられていく。社会には、あまーい誘惑、罠が多い。わかっていてもやめられない。そんなことがいっぱい!
‘食’から見る社会については、興味があるところ。また気づいたことを書きたいと思います。
by かとうゆみ