日本の陶器レクチャー

オランダへ来て早1ヶ月が過ぎようとしています。
いろんな発見があるものの、言葉に出来ぬまま日々が流れています。ごめんなさい。

オランダでは、日本より少し早く「シンタクラース」の季節がやってきます。街中には、イルミネーションが飾られ、クリスマスムードが漂い始めました。

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さて、2013.11.16 DESHIMAプロジェクトの拠点、日本文化センターアムステルダム(JCC)にて、
yna van der Meulenさん(ceramic magazine editor)による、「日本の陶芸」についてのレクチャーが行われました。

陶芸の盛んな産地や窯説明、伝統的、または斬新でユニークな作品の紹介など、日本各地の陶芸についてのトークが行われました。
参加されたオランダの方々は、みんな熱心、メモしたり、質問が飛び交ったり、
年齢層は、お年を召した方が多いかな?若い方も数人参加されていました。
一つのスライドを観ながら「お~ビューティフル!」美しいという感性で会場が一つになった瞬間もありました。感動!!
土・火・水・木・石…自然から生み出されるその造形美。このような感性、感覚を暮らしの中で大切にしたい。と改めて感じた瞬間でした。

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陶器は、それぞれいろんな愉しみ方があります。
飾って、見て、使って、触って・・・たった1つの器から広がる、想像の世界。
自分でいかほどにでもアレンジできるところが、とっても面白いと感じます。

オランダでは、食卓は、白い器を大中小と使うことが多いようです?しかし、最近料理雑誌などで目にするものは、もう少し素材や質感、いろカタチなど、器のバリエーションが広がっているように感じます。

そうしたことから気づくのですが、私は『器を味わう』という視点を持っているのかも。
ここオランダで暮らしてみて、器と食材とのコンビネーション、知らぬ間に意識していたということに気づかされました。
普段あたりまえに使いこなしているその組み合わせ。
ご飯はお茶碗、煎茶は磁器、お味噌汁はお椀・・・器の素材や質感、いろカタチや模様も含め、この器で食べたらもっとおいしい!そんな感覚。あたり前に受け継いでいることの中に、理にかなった先人たちの知恵がいっぱいある!と改めて思いました。

日々の暮らす場を変えることで、当たり前が根底から覆される。
そのことで見えてくるものがたくさんあります。とても面白いところです!

まだまだいっぱいありそう~では、お楽しみに。

 

かとうゆみ

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