タイムバンクは、弱者の援護に長年尽力し、コロンビア大学などで教鞭を執ってきた米国人法律家、カーン博士が創始したシステム。
タイムバンクに登録し、自分の持つ能力や技術をほかの会員に提供すると、
報酬の代わりにタイムクレジットを得ることができる。
どんな援助や手伝いでも価値は同じで、1時間ごとに1タイムクレジット。
これを貯め、今度はほかの会員からサービスを受ける際に使うことができる。
オランダでも、実験されているようです。
デンハーグでは、アートイベントの際に、行われていました。
日本でも、タイムバンクは試みられているようです。
互助の精神を復活させ、中山間地などの過疎地の活性化に役立つのではないかと、
実証研究が行われ、報告書が平成22年度に発表されています。
(国土政策関係研究支援事業研究成果報告書)
「タイムバンキング制度による新たな“結い社会”の仕組みづくりの実証的研究」)
http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudokeikaku_fr8_000046.html
仕事、働き、役立ちとはなんだろう?お金とは?このシステム体験してみることで何か感じるのかもしれません。まずは、カジュアルなイベントで取り入れてみてはどうでしょう。
こども向けのプログラムではこんなものがあります。
こどもがつくるまち ミニ・ミュンヘン 子どもだけが運営する「小さな都市」。(ドイツのミュンヘン) 子どもたちは時間を忘れて、「遊び」「働き」「学び」ます。
子どもにとっては、遊ぶことと働くことの違いは全くありません。http://www.mi-mue.com/
日本各地でも開催されています。
社会の中で何か役立てる喜び。働くモチベーション。日々暮らしのためにと、忘れてしまったことを考え直すきっかけにもなるかもしれませんね。
by かとうゆみ